Business 事業紹介
未来医療推進機構の役割
再生医療の供給網に多彩なサポート未来医療の産業化を加速
Nakanoshima Qrossは、2019年に21社の民間企業等と大阪府で設立した、一般財団法人 未来医療推進機構(以下、機構)が核となり、運営しています。医療機関や大学・研究機関、企業(スタートアップを含む)、支援機関などが有機的に連携できるよう、Nakanoshima Qross全体をオーガナイズすることが機構の役割です。一つ屋根の下に集う関係者の交流・共創を促進し、未来医療の実用化・産業化およびその提供による国際貢献を推進します。
主な事業内容は表の通り。中でも注目されるのは、ワンストップサービスです。これは、未来医療の産業化を加速するために、細胞医療に関わるサプライチェーン(供給網)をワンストップでサポートするというもの。下記に紹介する4つのサポートを用意しています。
〇拠点全体のオーガナイズ
- ワンストップサービス
- コンセプトに合致した拠点運営
- 入居企業等間の交流促進
〇再生医療に関する企業・研究活動支援
- 企業の治験・市販後調査支援
- クオリティデータ活用等による企業やアカデミアの研究支援
〇産学連携・起業家等育成
- 企業やアカデミアに必要な人材育成
- 起業家・ベンチャー育成による新たな医療産業創出エコシステムの構築
〇国内外の医療機関とのネットワーク展開
- 海外からの患者の受入れや医療に携わる人材の交流促進
- 全国のアカデミア・医療機関とのネットワークにより、患者を最適な医療機関につなぐ窓口
▼機構の設立者(50音順)
アース環境サービス株式会社、アズワン株式会社、岩谷産業株式会社、大阪府、株式会社大林組、クオリプス株式会社、株式会社コングレ、サラヤ株式会社、シップヘルスケアHD株式会社、澁谷工業株式会社、住友ファーマ株式会社、セルソース株式会社、日立造船株式会社、株式会社日立プラントサービス、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社三井住友銀行、ヤマト運輸株式会社、株式会社レイメイ、レグセル株式会社、レメディ・アンド・カンパニー株式会社、ロート製薬株式会社、医療法人渡辺医学会
未来医療推進機構による4つのサポート
市場探索から製品化まで必要な情報・機能を一貫して提供
スタートアップを含む企業や医療機関が再生医療事業に取り組む際には、さまざまな困難が待ち受けます。市場ニーズがどこにあるのかわからない、実践しようにも手続きが煩雑、細胞の品質管理や輸送方法が不明確…。
そのような課題に対処するために、Nakanoshima Qrossを運営する未来医療推進機構はワンストップ窓口を設け、会員の入り口となる「NQポータル」を含めて、「NQコンシェルジュ」「NQセレクション」「NQまるっと&ロジ」という4つのサポートサービスを展開しています。
市場探索から、製品化が進んで、実際に再生医療等製品が購入され、治療に使われるまでの計10ステップを支えるのが、これらのサービスです。未来医療推進機構参画メンバーに加え、外部の連携先も協力しながら、各ステップで必要な情報や機能を提供します。
NQコンシェルジュは、再生医療に取り組みたい企業やクリニック向けのコンサル・人材育成サービスです。再生医療にまつわる情報提供や再生医療の技能取得に向けた教育サービスを展開するほか、さまざまな相談に応じます。
NQセレクションは、細胞製造企業やアカデミア向けのサービス。再生医療等製品の開発や商用製造などに当たって、実績があり信頼性の高い原材料や工程資材等の情報入手、少量購買・安定調達を支援します。